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レイングとは?

レイニングとは、ウエスタン乗馬における競技の一種です。
1949年にAQHA(アメリカンクオーターホース協会)が馬術競技として認め、1966年にNRHA(ナショナルレイニング協会)が設立されました。2000年にはFEI(国際馬術連盟)が競技種目として採用し、その後2002年スペインのへレス・デ・ラ・フロンテーラ大会から世界馬術選手権の正式種目に加わりました。参加国もアメリカ、カナダ、イタリア、フランス、ドイツ、スイス、チェコ、イスラエル、ブラジルなど、世界で40カ国以上に広がっています。

レイニングは日本のウエスタン乗馬界でも一番人気のある種目です。カウボーイ達の仕事の中から発展した競技で、そのパターン(経路)は馬に乗って仮想の牛をコントロールする動きから作られています。定められた走行経路を、馬は冷静でいながらもアグレッシブな動きが要求されます。日本での競技人口はまだまだ少ないものの、北は北海道、南は九州からと、全国から参加者が愛馬とともに集まる競技会が各地で開催されています。

スピン

スピン

サークル運動の最小の動きで、高速な後肢旋回のような感じです。パターンによって左右4回転または4回転と1/4回転行われます。軸となる内方後肢が同じ位置にあることが理想ですが、スムーズさが最も重要視されます。

サークル&リードチェンジ

サークル&リードチェンジ

大きく速いサークルと小さく遅いサークルの組み合わせ、スムーズで綺麗な円を描き、スピードコントロールのメリハリと馬の従順性が特に求められます。

スライディングストップ

スライディングストップ

駈歩から後肢を重視した停止運動で、後肢は馬体の下に大きく踏み込まれ、前肢の運動気勢を維持しながら急停止します。前肢は自転車のペダルをこぐように動くことが好ましく、前肢が踏ん張って止まったり、バウンドして止まるようなストップは減点の対象になります。パターンの中に3~4回の停止運動があり、ストップの良し悪しがポイント獲得の大きなウエイトを占めます。

レイニングは駈歩のみで行う競技で、馬の動きのみを審査します。ですので、一番大事なのは馬の動きのスムーズさです。けして馬に無理強いをすることはありません。ひとつひとつの運動をしっかりと馬に理解させ、各パフォーマンスを馬が冷静に完成させていきます。このサイトでも見ていただけるように上級者の演義はとてもアグレッシブでカッコイイですが、まずはパターンをスムーズかつ綺麗に動けることから始めるのが大事です。それができるようになったら、少しずつ各パフォーマンスにメリハリをつけていくのがいいでしょう。

日本国内でもプロのカテゴリーが3つ、ノンプロのカテゴリーが5つに分かれており、特にノンプロのカテゴリーは乗馬を始めて間もない初心者クラスからありますので、気軽に参加していただけます。

競技なんて私には敷居が高いなどと思っている方、これから乗馬を始めようと思っている方、是非レイニングの門を叩いてみてください。

楽しい乗馬ライフが送れること間違いなし!